電力不足 経済再開の足かせ

駐在者もそろそろ戻ろうとしているミャンマーで足かせとなるのが、電力不足です。政変以降、電気代の不払いでの抵抗が今でも4割前後あるといわれているのと、発電設備の破壊で、私がミャンマーの駐在を始めた2014年よりも、電力不足は深刻のようです。電力不足は停電慣れしていない駐在者の生産性を減速さるでしょうし、治安面の問題も生じさせることで、ミャンマーに戻ること自体が難しくなると思われます。この電力不足は改善するにしても、政変前の状態に戻るには2024年まではかかると言われており、国内での混乱を考えると、ミャンマー進出の多国籍企業には大きな課題です。